&SPACE PROJECT 宇宙ロケットアップサイクルプロジェクト

みんな、宇宙に手が届く

「&SPACE PROJECT」
宇宙ロケットの開発廃材を活用し、
新しいプロダクトを生み出す
アップサイクルプロジェクトです。
宇宙産業が活発な北海道を舞台に、
道内のものづくり企業や
道内外のクリエイターが力をあわせ、
宇宙をもっと身近に感じられる
プロダクトを開発。
この取り組みを通して、
宇宙ビジネスが盛り上がる現代における、
新しい産業の創出を目指します。

模式図

第一弾プロダクト &SPACE 宇宙家具

プロダクト紹介

本プロジェクトの第一弾は宇宙家具。
北海道の家具メーカーや製作所と協力し、
宇宙ロケットの開発廃材を使った
家具をつくりました。

01

宇宙タンクベンチ

MOMOの初号機より以前の試験用燃料タンクをリメイクしたベンチです。MOMOの燃料であるエタノールと液体酸素が搭載されるタンクはアルミの板を丸めて、両側に半円状のドームを溶接して作られます。外装との結合部は細かな板を枡状に溶接して強度と軽さを保っています。素材は極低温の燃料に耐えられ、強い強度と軽さを併せ持つアルミ合金です。

SPEC
部材名

MOMO燃料タンク(試作品)

機体

MOMO初号機以前

提供:インターステラテクノロジズ
02

宇宙カーボンチェア

MOMO6号機TENGAロケットV0の部材を使用したチェアです。ヘリウムタンク部、タンクとタンクの間、タンクとエンジンの間などに使われている機体外壁を利用しています。CFRP(カーボン繊維強化樹脂)という炭素繊維で織った布をプラスチックで固めた素材で、軽くて強度が高く、航空機やF1などでも多用されている高品質の素材です。機体の外壁にあたり、構造材やタンクに結合するためのネジ穴や配管の抜ける穴があいています。

SPEC
部材名

「MOMO外装」(予備品)

機体

MOMO6号機TENGAロケットV0

提供:インターステラテクノロジズ
03

宇宙パラソルテーブル

MOMOのタンクとタンクをつなぐ胴体部分が、どれくらいの力に耐えられるかを測定するための試験体を土台に利用したパラソルテーブルです。機体の構造を再現していますが、試験で力を加える部分である底と蓋はより厚く頑丈に作られています。アルミの構造材にCFRPを組み合わせた素材をそのまま利用し、軽くて頑丈です。

SPEC
部材名

MOMOタンク間部、構造試験モデル(試作品)

機体

MOMO2号機

提供:インターステラテクノロジズ
04

宇宙シェルフ

MOMO6号機TENGAロケットV0のヘリウムガスのタンク搭載部を再利用した棚です。燃料をエンジンに送り込むためのヘリウムガスタンクを支えていた部材でレンコン状の穴の部分に小さなヘリウムタンクが入っていました。アルミの構造材にガラエポ樹脂(ガラス繊維の布をエポキシ樹脂で固めたもの)の板で構成されています。

SPEC
部材名

MOMOヘリウムタンク構造部(予備品)

機体

MOMO6号機TENGAロケットV0

提供:インターステラテクノロジズ
05

宇宙プランター

MOMO2号機から5号機までのエンジンを組み上げる作業台治具を使ったプランター。アルミで出来た治具には、エンジンを固定するためのロック機構と移動のためのキャスターがついていて、当時の制作者の工夫が見られます。

SPEC
部材名

MOMOエンジン組み立て治具

機体

MOMO2号機〜5号機

提供:インターステラテクノロジズ
06

宇宙フラワーベース

燃焼試験施設でエンジンが爆発した場合などにも、周囲にある機器類に被害が及ばないようするための隔壁部材を植栽家具にしました。MOMO全機の燃焼試験に用いられていた歴史あるこの鉄壁は、爆風と炎を防ぐほど強固です。

SPEC
部材名

燃焼試験施設の耐爆障壁

機体

MOMO全機

提供:インターステラテクノロジズ
07

宇宙ビックローテーブル

MOMOの発射台にセットされていた、極低温の液体酸素に外からの熱が伝わらないようにするための断熱材を使ったローテーブルです。アルミの板とアルミシートの間にグラスウールという空気を多く含んだ綿のような素材が挟まれていて、熱を通しにくい構造となっています。打ち上げまでは液体酸素タンクをピッタリ覆っており、打ち上げ直前になると油圧の力で左右にスライドして開きます。MOMO初号機以前に試験で使用されていました。

SPEC
部材名

MOMO液体酸素タンク
可動式断熱材(試作品)

機体

MOMO初号機以前

提供:インターステラテクノロジズ

宇宙家具ができるまで

宇宙産業の廃材

ロケットの開発・製作過程で発生した廃材や治具等を集めます。そこへ道内の家具職人が出向き、形状や状態で選別を行い工房へ持ち帰ります。

工房で加工

廃材の形状や素材から家具の完成形をイメージし加工を行います。金属、木材などそれぞれ適した工房が異なるため、道内複数の工房で連携して制作をおこないます。

宇宙家具が完成

様々な素材を組み合わせて宇宙家具が完成。ロケット開発の当時を感じられるよう、廃材の傷や汚れはあえて残しています。

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